加熱炉に最適な誘導加熱

高周波誘導加熱炉
高周波誘導加熱炉は、主に以下の用途にお使いいただけます。

  • 硬化
  • ろう付け(ブレージング)
  • はんだ付け
  • 溶解
  • 乾燥
加熱炉に最適な誘導加熱

誘導加熱を使った加熱は、信頼性、再現性に優れ、エネルギー効率の高い加熱を短時間に行います。
また、時間と温度を精密にコントロールすることが可能です。
したがって、使用する時にのみ待ち時間なく瞬間加熱でき、無駄なエネルギーコストを削減いたします。

アロニクスの誘導加熱炉は、他の方式の加熱炉に比べ極めて小型で、音も発生せず、排気や無駄な熱が発生しません。
また、火炎を使用しないことは作業場の温度上昇を抑えることになり、作業環境の改善にも大きく寄与する地球環境に優しい製品です。

誘導加熱炉の長所

  • コンパクトサイズ
  • ON/OFFだけの簡単操作
  • 立ち上がりが早く、シャットダウンも早い
  • 精度の良い加熱コントロール
  • エネルギーコストを削減

アプリケーション

誘導加熱炉の図

高周波誘導加熱炉は、硬化、ろう付け(ブレージング)、はんだ付け、溶解、乾燥など様々なアプリケーションに使用することができ、加熱したい物やプロセスにより様々なサイズを用意しております。
接着後の硬化や塗装後の乾燥では、加熱したい物を炉に挿入しスイッチを入れるだけの簡単操作。
加熱パターンや温度は、プロセスの仕様にしたがって設定することが可能です。
ろう付け(ブレージング)やはんだ付けの対象となるパーツが変わった形状であったとしても、円筒状の金属サセプタ(左図参照)のためパーツ全体に均一な加熱が可能です。
また、たとえセラミックの貫通端子やPCボードなど非導電性の素材で出来たパーツに対しても再現性のある安定したプロセスが可能です。
パワー・時間・温度は、誘導加熱電源の操作により自在にコントロールすることが出来ます。

シリコンやスチール、チタンなどの金属の溶解には、多少異なった方法をとらなくてはなりません。
溶解される材料は、誘導加熱コイルで加熱される導電性材料で作られたサセプタに直接置かれ溶解されます。

カスタム仕様

お客様特有のアプリケーションやプロセス等、様々なニーズに合わせたカスタム仕様で、誘導加熱炉を設計製作いたします。
コンパクトな1Kwミニファーネスをはじめとし、30Wから120Kwまで大気仕様、真空仕様での設計製作にも対応いたします。
また、クーリング時間を減少させるためのガス循環システムも製作いたします。